一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線 旧型国電最後の力走 5-2(47069/54110)

1983/05/03 飯田線 千代/天竜峡、238M 平岡行、クハ47069/クモハ54110

 日中に平岡/飯田間には、83運用(625M)と85運用(238M/253M)の2両編成運用がある。

この日はどちらも2ドア車が入っていた。83運用は前々回のクモハ53001/クハ68404。

そして今回85運用の238M には、クハ47069/クモハ54110の編成が使用されていた。

 

1983/04/10 飯田線 辰野、クハ47069(再掲載)5-1から

 同じ2ドア車でも、旧32系のクハ47069は狭窓がさらに多く、それが連続している。

特に運転助手席側1位3位側からでは、ドアが2個所とも2枚ガラスのため見た目も壮観。

 

1983/04/10 飯田線 辰野、233M 茅野行、クハ47069

 クハ47069の正面。なお、大元は1930年製のサハ48015であり、運転室増設が実施。

しかし見た目は元からのクハ47ととてもよく似ていた。サハ48からの改造車の場合は、

正面増設運転室のリベットは、少ない場合が多い様であるが、今回のクハ47069は、

多数のリベットが確認されていた。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)

     飯田線の旧型国電 増補版

     復刻版 旧型国電国鉄客車ガイド

     時刻表 1983/03、他