一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

大糸線 気動車 10:キハユニ26 29

1980/10/11 大糸線 信濃大町、125D 糸魚川行、キハユニ26 29

 

 今回は、キハユニ26 29から。朝の信濃大町まで乗入れの125D糸魚川行である。

手前が荷物室、その次に郵便室、さらに客室が連なる合造車になる。改造車ではなく、

元々合造車として最初から新製されたため、見かけ上の外観に違和感がないと感じる。

なお、前照灯はシールドビームの2灯化改造を受けていた。このころはよく見た状況。

キハユニ26は全部で59両製造、北海道以外の全国に配置されていたようだ。

   ※北海道用はキハユニ25

   ※鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)、P171

 

  キハユニ26 29:1960年製、廃車は1984年、最終配置は富山

   ※鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)、P171

 

 気動車のキハユニは、郵便荷物輸送も当然の様に国鉄が請け負って実施していたころ

ではあまりに普通過ぎて違和感が全くなかった。本線ではなく支線区間でよく見られて

おり、当時国鉄の撮影を行なった方々の画像ではそれなりに結構見られると思われる。

従って、数年後にやってくる郵便荷物輸送からの撤退は、当時は想像もできなかった。

 気動車に限らず客車も電車も同様で、これだけでも国鉄とJRの違いを感じられる。

各地の保存車両でも、合造車も含めて郵便あるいは荷物車があると、それを優先に見て

しまいそうになっていた。

 

 

   参考:JTB時刻表1980/07

      国鉄気動車客車編成表1981

      鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)

 

 

※7/29から、海外紀行のブログを立ち上げました。よろしければご参照下さい。

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大糸線 気動車 9:急行白馬(キハ58系)

1981/05/05 大糸線 安曇沓掛/信濃常盤、4501D 急行白馬、松本行

 

 今回は急行白馬から。松本/金沢間のキハ58系3両の急行になる。なお北陸線内は

急行しらゆきとの併結、そのため松本発が上り偶数の列車番号で、松本着が逆となる。

大糸線の北部には非電化区間があるため、直通運転では気動車が必要。ただしこのため

併結の急行しらゆき(金沢/青森)も気動車を使用。部外者の勝手な言い方になるが、

電車化できない状態で良いのであろうか?当時は走行全区間電化なのに気動車使用の

急行が複数存在していた。信州地方であれば、名古屋/松本・長野・直江津/新潟間の

急行赤倉などがよく知られていた。

 

 最初の画像は旧型国電廃止の3か月ほど前。5月の連休で、大糸線南部においては一番

知られていた撮影地でもこの程度の人。旧型国電通過時はこれより少しは多かったよう

ではあるが、最終運転当日などはともかく、SLでないと一般にはあまり注目を浴びては

いなかった。

 

 季節的には、水を張った水田が広がり、田植えの時期と思われる風景が見られる。

なお、コダクロームKR64でのこの撮影画像はあまり劣化がみられないように感じた。

 

1980/10/12 大糸線 安曇沓掛/信濃常盤、4501D 急行白馬、松本行

 次の画像は季節が逆で秋。刈取りが終わった後に見える。こちらはエクタクローム

ER200を使用であったが、どうも少し赤味を帯びてしまっていた(補正を実施)。

東洋現像所ではなく独立系の現像のため、もともと少し違和感があったがその要因?

さらに46年の経年劣化が加わり、補正を加えないと厳しいようである。

 

急行白馬時刻表(JTB時刻表1981/07)

 

 

  参考:JTB時刻表1981/07

 

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大糸線 気動車 8:キハ55 213

1980/10/11 大糸線 信濃大町、126D 糸魚川行

キハ55 213/キハ51 8/キハユニ26 29

 

1980/10/11 大糸線 信濃大町、126D 糸魚川行、キハ55 213

 

 今回はキハ55 213から。大糸線の気動車では、キハ55を見る機会が結構多かった。

1981/03/31の富山第一機関区での大糸線用では配置は以下となる。

   キハ55:126/171/202/213/214/249/254/255の8両の配置あり。

   キハ52:41/42/43

   キハユニ26:29

   なお、キハ51:7/8は休車扱いの記載であった。

     ※国鉄気動車客車編成表1981、P42から抜粋

     ※1980/10の撮影時は、キハ51は7も8も稼働中であった。

 

 画像を見る限りにおいて、10/11と10/12では同じ列車で同じ編成のように見える。

キハユニ26が1両のみの配置のため、この3両編成はしばらくは半固定運用の可能性。

1日2往復ではあるが、電化区間の信濃大町まで普通列車の気動車が乗り入れていた。

 

   キハ55 213:1960年製、廃車は1983年、最終配置は富山

 

1980/10/12 大糸線 白馬/信濃森上、126D 糸魚川行(再掲載)

キハ55 213/キハ51 8/キハユニ26 29

 

 

   参考:JTB時刻表1980/07

      国鉄気動車客車編成表1981

 

 

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大糸線 気動車 7:キハ52 125(2007年の復刻旧一般塗装)

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 125

 今回はキハ52 125から。旧気動車一般塗装の復刻になる。年代的に自分はこの塗装を

見ることが無理であったため、この車両を主目的に大糸線に行くことにした経緯あり。

復刻とは言え、どうしてもこの塗装での現役稼働を見たかったからである。

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 125
客ドアは下のプレスが見られないようにみえる

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 125

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 125

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 125

 

 南小谷で待っていて420Dの2両の下り糸魚川側に連結されていたため、折り返し30分

の間にゆっくりと撮影ができた。見た感じの印象であるが、思ったよりもクリーム色が

濃いと感じた。戦前に非電化区間用の車両の塗装選定となると、どうしても蒸気機関車

の煤煙での汚れを考慮する必要あり。従って濃い目のクリームとなったのであろうか。

 それにしても、よくもクリーム系の塗装を選定したものだと思っていた記憶あり。

戦前における明度が高い塗装は、東京ではオリンピック塗装、大阪ではモハ52の急行用

の塗装、等が資料で思いつくが、どれも電化区間であり、その後は戦中等で塗装し直し

であった。

 

  ※国鉄電車の歩み(30系から80系まで)

    オリンピック塗装B案:P11/P18/P26

    阪神間の急行電車、P50/P51

 

  ※国鉄色ハンドブック TMS2021/07増刊、P20に以下の主旨の記載あり

    鉄道省時代の1935年から青3号/黄カッ色2号で気動車の車体色に採用。

    1959年に一般形気動車が朱色4号/クリーム色4号に変更するまで採用された。

 

  キハ52 125:1965年製、廃車は2010年、最終配置は糸魚川

    ※鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)、P170

    ※廃車後はいすみ鉄道に譲渡、だそうです

 

 キハ20系で製造が初期の車両は、この旧の青系塗装で製造された。なおキハ52 125は

その製造年から、旧の塗装での運転は無しのようである。それでも今回の復刻塗装は、

とてもありがたい。折返しの30分はあっという間に経過。糸魚川までの123Dはもちろん

復刻塗装のキハ52 125に乗車。1時間弱の乗車を楽しむことができた。

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 125
思っていたよりも乗客が多かった

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、左キハ52 125と右キハ52 115
1960年頃にはこのような塗装の併結が頻繁に発生していたのであろうか

 

 

   参考:JTB時刻表2006/01

      国鉄色ハンドブック TMS2021/07増刊

      国鉄電車の歩み(30系から80系まで)

      鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)

 

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大糸線 気動車 6:キハ52 115(2007年の復刻一般塗装)

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 115

 

 今回はキハ52 115から。復刻で二色の一般塗装となっていた。山陰線乃木で木次線

直通のキハ52 128を見て以来。やはりこの二色の一般塗装(朱色4号とクリーム色4号)

は、個人的な感覚では好ましいと思えてしまう。

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 115

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 115

 

 この一般車の二色塗装は、多くの気動車が首都圏塗装(朱色5号)に塗り替えられて

しまった。塗装変更前で自分として印象に残っているのは、単行も区間によっては存在

した急行いなわしろと、最後まで残っていた木次線キハ52 128。これらを思い出す。

 

 車両を見ると、まずワンマン運転設備と行先表示幕の運転室内での追加が目につく。

ドアが中央に寄っていたキハ52のワンマン運転は、下車時の切符の確認等で少々面倒

にも思えた。もう一つは屋根上の冷房について。キハ52に冷房装置設置とは少々驚く。

実感としては効きがよくないと感じたが、真夏でも朝であったためかあまり印象無し。

窓を開けていた人もいた。ドアはプレスドアで昔のままなのであろうか。それ以外では

記憶だけになるが、トイレの使用が制限されていたと思われる。

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 115

2007/08/15 大糸線 南小谷、423D 糸魚川行、キハ52 115



 自分と同様に、ムーンライト信州からの乗継ぎと思われる撮影者が10人以上もいて、

朝の南小谷は結構にぎわう。一般の旅行者らしき方も少なくなく、思ったよりも賑わい

あり。朝一番の下り糸魚川行の2両のキハ52は、それなりに席が埋まっていた。

 

  キハ52 115:1965年製、廃車は2010年、最終配置は糸魚川

       ※鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)、P170

       ※廃車後は津山に保存展示、だそうです

 

2007/08/15 大糸線 南小谷、420D到着、折返し423D 糸魚川行、キハ52 115



 

   参考:JTB時刻表2006/01

      鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)

      国鉄色ハンドブック TMS2021/07増刊

 

 

大糸線 気動車 5:キハ52 156(2007年の復刻首都圏塗装)

2007/08/15 大糸線 根知、424D 南小谷行、キハ52 156

 

 今回はキハ52 156から。JR西となってからの撮影になる。大糸線に残っていた3両の

キハ52と、北陸線419系が主目的になっていた。前日の夜のムーンライト信州に乗り、

白馬→南小谷→糸魚川と乗り継ぐ途中の根地で交換となった時の窓からの撮影である。

単行で大きなヘッドマークを取付けていた。この車両は朱色5号の首都圏塗装。

 

   キハ52 156:1966年製、廃車は2010年、最終配置は糸魚川

    ※鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)、P171

    ※廃車後は糸魚川に展示、だそうです。

 

 当日は、南小谷はキハ52撮影の人が10人以上。3両のキハ52がそれぞれの復刻塗装と

なったため、自分と同じように撮影目的できていたように思えた。

 大糸線の気動車区間は改めて急峻な断崖区間を実感。飯田線の三河川合/天竜峡の

旧三信鉄道区間に近い印象を受けた。災害多発を理解、保線等維持が大変であろう。

ようやく平地が現れたと思うと、すぐに糸魚川到着。電化区間の南部とは全く異なる

ことを改めて実感した。

 

 

   参考:JTB時刻表2006/01

      鉄道ピクトリアル994(思い出のキハ20系)

      国鉄色ハンドブック TMS2021/07増刊

 

 

大糸線 気動車 4:キハ52(首都圏塗装)

1980/10/12 大糸線 信濃森上/白馬大池、臨時回送

キハ52/キハ55

 今回はキハ52から。臨時の回送?のように思える。時刻表にはなく、突然来てしまっ

た状態。キハ52とキハ55の2両であった。大糸線の気動車配置は2エンジン車が多数と

なっていた。そのため、キハ20系の最末期まで両側運転室のキハ52が重宝されて稼働し

ていた。これは次回以降に予定する。

 

 まだ紅葉の時期ではなく、映えも今ひとつ。それでもキハ52やキハ55の色は目立つ。

青22号の旧型国電とはずいぶんと異なっていた印象となっていた。ここは少々狭い場所

のため、2両でちょうどよい感じで収まっていた。あらかじめ列車の長さを考えておく

必要があり、結構難しい場合もあった。

 

 ※1981/03/31の富山第一機関区での大糸線用では配置は以下となる。

   キハ55:126/171/202/213/214/249/254/255の8両の配置あり。

   キハ52:41/42/43

   キハユニ26:29

   なお、キハ51:7/8は休車扱いの記載であった。

     ※国鉄気動車客車編成表1981、P42から抜粋

 

 

 

   参考:JTB時刻表1980/07

      国鉄色ハンドブック TMS2021/07増刊

      国鉄気動車客車編成表1981