一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線 旧型国電最終運転34-3(47069/54110/47009/53008)

1983/08/20 飯田線 伊那松島機関区、クハ47069

 

 

1983/08/20 飯田線 伊那松島機関区、47069

1983/08/20 飯田線 伊那松島機関区、53008

 飯田線旧型国電最終運転3回目、今回のヘッドマークは1回目2回目とは別であった。

雨がかなり降る中、どうも露出を間違えた撮影でお見苦しい限り、復元も実施で提示。

 しかし、3回とも「ゲタ電」という、今では死語となった用語が使われていた。

戦前から東京の電車区間で、外出の時に履く下駄の感覚で利用していたという意味で

使われたと上の人から言われた記憶。それだけ庶民の足として利用されたのであろう。

ただし戦後のクモハ73モハ72まではよくゲタ電と言われたが、101系以降については、

そのような言い方をされた記憶は無い。従って、旧型国電の代名詞の感覚になる。

ちなみに、中央東線のモハ72850などは「山ゲタ」とかいうこともあった記憶あり。

 

 当日は結構な雨。走行撮影自体は強行したが、撮影画像はどう見ても成功とは

言い難い。とりあえずご参照。最後部でもヘッドライト点灯のサービス?

1983/08/20 飯田線 伊那本郷/飯島、最後部53008/クハ47009/クモハ54110/クハ68069

 今回(最終運転3回目)で飯田線の旧型電車の営業運転は終了、さすがに今回は、

心を打たれるものがありました。

 

  参考:旧型国電車両台帳

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)

     飯田線の旧型国電 増補版

     復刻版 旧型国電国鉄客車ガイド

     時刻表 1983/07、他