一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

道北の急行列車 13-1(急行 宗谷)

1986/03/17 函館線 伊納、302列車(上り急行宗谷)札幌行

 

 今回は14系急行宗谷から。テールマークが見えて編成が入っているのは、1枚のみ。

雪煙のため画像修正を実施、当時の4角のテールマークの雰囲気が出ますでしょうか?

これは後追いの撮影になる。

 

 3月の北海道は十分に真冬そのもの、この日は雪中を高速走行の列車の撮影を想定。

雪煙をあげて迫って来るDD51と14系客車の上り急行宗谷を、そのまま狙って構える。

場所は函館線伊納駅の下りホーム端から。曇ったが、雪中行軍の雰囲気は出ていた。

 

1986/03/17 函館線 伊納、302列車(上り急行宗谷)札幌行

 

そして通過後に振り返っての撮影が次の画像、雪煙で視界が少々厳しくなっていた。

ちなみに、この下の画像を拡大したものが、冒頭の画像になる。

 

1986/03/17 函館線 伊納、302列車(上り急行宗谷)札幌行

 

 しかしこのような画像が、北海道では駅構内の撮影でも可能であるという点が凄い。

駅のそばの撮影ではなく駅の中での撮影。北海道恐るべし、とでも言えるでしょうか。

来た列車を順にとりあえず撮影になるが、通過後はしばらくの静寂が続くことになる。

そして、3月でも寒さは別格。駅中撮影でも軽装は全くお薦めできない状態であった。

 

 伊納は当時でも超閑散駅。停車する普通は2~4時間に1本しか来ないことを覚悟。

山中の駅の伊納はその後廃駅となってしまい、いまでは気軽に行くことすら困難。

今から38年前になります。

 

 

  参考:JTB時刻表 1986/03