今回は、③の1222Mのクモニ83101から。
早朝辰野発の1222Mは、飯田までクモニ83+クハユニ+クモハの3両編成で走行する。
陽が長い時期であれば、朝の6時前でも撮影は可能。ただし当時のCLでは少々厳しい。
画像の中で、上り1222Mの左側先頭のクモニ83の荷物表記の窓の位置を確認する。
右側下り側第1エンド運転室側から、2番目と6番目の窓下に荷物表記が見られる。
多少遠目でも判別は可能。ただしこれは、1980年頃から1983年に限る点に注意する。
半数置換前の1978年8月の画像では、荷物表記の位置が異なる。以下参照。
当時の1222Mは、クモニ83+クハユニ+クモハ+クモハ、の4両編成であった。
詳細については、2件前になる26(83101)の最初の回に記載があるので、御参照。
このクモニ83101の荷物表記の位置は、左側下り側から2番目と6番目の窓下ではない。
クモニ83102と同じく、3/4番目窓の中間下と、5/6番目窓の中間下である点に注意。
ということは、1978年8月から1980年11月の間に表記の変更があったと推定される。
詳細は以下表を参照。実写対応は前回26(83101)-2を御参照ください。
変色ネガの復元で、 yasuo_ssi 様から多大な改善策の御提示をいただきました。
今回1978年のネガカラー色相復元を少し試行しました。結果、効果絶大でありました。
自分は画像関係は超初心者であり、 yasuo_ssi 様の各種改善レベルにはまだまだです。
今回は、yasuo_ssi 様のブログ等で御提案がありましたGIMPソフト+超簡易修理です。
まずネガをスキャンで、そのままの画像から
黄変色が著しく、バンザイレベルの極めて厳しい画像。本音で参っておりました。
やむを得ず、過去にはCLではなくBWとしてアップしてきた場合も複数ありました。
これをGIMPソフトで読込み、色→自動補正→平滑化を選択で実施、以下になりました。
正直、劇的改善と感じました。超初心者の簡単な操作一発のみですから驚きます。
ただし、欲を言えば、少々R(レッド)あるいはM(マゼンタ)を改善したい気持ち。
そこで、超簡易的にGIMPの色→カラーバランスで、Rをマイナスして様子見ました。
Rをマイナス3としたのが最初に提示の画像です。下はRをマイナス6とした場合です。
かなり微妙ですが、これよりRをマイナスにすると、今度は黄色化の雰囲気でした。
見方によってはRマイナス6の画像の方が良いでしょうか?結構難しいところです。
なおyasuo_ssi 様のブログでは、別のさらに良い手法も提示されております。
今後はもう少しレベルを上げて、ネガから再度読み込み等含めて改善したいです。
改めてyasuo_ssi 様には感謝であります。
なおGIMPソフトで読込み、色→自動補正→平滑化の一発操作の改善は大きいですが、
R(レッド)あるいはM(マゼンタ)の雰囲気が残るレベルに結構差がでていました。
駅などでの車両中心の画像は、Rの単純補正で今回並みに改善できたと感じました。
しかし走行撮影等、背景に緑が多い画像では、RないしMの強い画像が得られました。
そのためのこれの再補正が少々難しく、超簡易的ではない対応要を感じました。
ただ、ここまで復元できたでは、とても嬉しかったです。
参考:決定版 旧型国電車両台帳
国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、
国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(下)
JTB時刻表1983/03、1981/07、 1978/07他
yasuo_ssi 様ブログ
2024-03-07 GIMP[平滑化]コマンドを使った緑色変色フィルムの補正