一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走27(83102)-3

1982/03/16 飯田線 湯谷/三河槇原、1222M 豊橋
クモニ83102/クハユニ56012/クモハ53000/クモハ53007/クハ68042

 飯田から後ろ2両増結で5両編成となった1222M。その先頭に立つクモニ83102。

前1両半は郵便荷物用で、当時は鉄道輸送の需要がまだ少なくなかったようである。

川沿いを行く上り普通電車。右の大岩は、当時はよく目立つ目印になっていた。

 

1983/05/03 飯田線 高遠原/七久保、1222M 豊橋行(再掲載)
クモニ83102/クハユニ56011/クモハ54106

 再掲載:辰野発の時点では3両編成で出発。陽が長い時期であれば、撮影は可能。

晴れていれば、中央アルプスを背にした走行が見らえる。5月は残雪がとても美しい。

 

 今回は、③の1222Mのクモニ83102から。

1980/07/20 飯田線 豊橋、1222M到着で切り離し後、クモニ83102

 早朝辰野発の1222Mは、5両編成で豊橋到着後に、上り側のクモニ83を切り離す。

そして4両編成で1223Mとして、辰野へ折り返し出発となる。その発車少し前の状態。

なお上記のため、1223M出発の表示札が見られても、この車両は実際は動かない。

 

1980/07/20 飯田線 豊橋、1222M到着で切り離し後、クモニ83102、第2エンド上り側

 

 1223Mが4両編成で辰野へ出発した直後は、上記のクモニ83が1両で単独になる。

この時が、基本的に運用中のクモニ83の下り第1エンド側が正面となる貴重な機会。

1980/07/20 飯田線 豊橋、1222M到着で切り離し後、クモニ83102、第1エンド下り側

 少々賑やかな上り第2エンド側とは異なり、比較的おとなしい感じの第1エンド側。

第2エンド側で見慣れてしまうと、多少とも違和感が漂ってしまう。

 

1980/07/20 飯田線 豊橋、1222M到着で切り離し後、クモニ83102、第1エンド下り側

 

 しばらくしてクモニ83は豊橋機関区に入庫。車両交換がなければ1227Mで折り返す。

1978年の半数置換前は、中部天竜まで637Mに連結であった。この637Mが80系に置換。

そのため、80系4両にクモニ83が連結を期待したが、結局これは実現せず、であった。

 

 なお、1位3位側電気側東側の画像は、前回27(83102)-2を参照ください。

 

 

  参考:決定版 旧型国電車両台帳

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(下)

     写真で綴る 飯田線の旧型国電 増補版

     飯田線 旧型国電等(上)二扉車・合造車

     ザ・ベストNゲージ旧型国電 珠玉のNゲージ作品集

     JTB時刻表1981/12、1983/03、1980/07他