飯田から後ろ2両増結で5両編成となった1222M。その先頭に立つクモニ83102。
前1両半は郵便荷物用で、当時は鉄道輸送の需要がまだ少なくなかったようである。
川沿いを行く上り普通電車。右の大岩は、当時はよく目立つ目印になっていた。
再掲載:辰野発の時点では3両編成で出発。陽が長い時期であれば、撮影は可能。
晴れていれば、中央アルプスを背にした走行が見らえる。5月は残雪がとても美しい。
今回は、③の1222Mのクモニ83102から。
早朝辰野発の1222Mは、5両編成で豊橋到着後に、上り側のクモニ83を切り離す。
そして4両編成で1223Mとして、辰野へ折り返し出発となる。その発車少し前の状態。
なお上記のため、1223M出発の表示札が見られても、この車両は実際は動かない。
1223Mが4両編成で辰野へ出発した直後は、上記のクモニ83が1両で単独になる。
この時が、基本的に運用中のクモニ83の下り第1エンド側が正面となる貴重な機会。
少々賑やかな上り第2エンド側とは異なり、比較的おとなしい感じの第1エンド側。
第2エンド側で見慣れてしまうと、多少とも違和感が漂ってしまう。
しばらくしてクモニ83は豊橋機関区に入庫。車両交換がなければ1227Mで折り返す。
1978年の半数置換前は、中部天竜まで637Mに連結であった。この637Mが80系に置換。
そのため、80系4両にクモニ83が連結を期待したが、結局これは実現せず、であった。
なお、1位3位側電気側東側の画像は、前回27(83102)-2を参照ください。
参考:決定版 旧型国電車両台帳
国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、
国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(下)
JTB時刻表1981/12、1983/03、1980/07他