一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走26(83101)-4

1978/08/08 飯田線 東上、637M 水窪行、クモニ83101/クモハ53007他、5両編成

豊橋機関区のクモニ83は3両配置で2両使用。すでに示したように、以下で運用。

 ①荷2041M/245M→②荷2042M/1232Mで豊橋/辰野をクモニ13と1往復する。

 ③1222M→④1227M(1978年までは637M/1227M)で、別に同じく1往復する。

 

 1227Mの撮影画像はみつからず、1978年半数置換前の637M画像が1コマあった。

今回は④637Mの83101から。GIMPソフト復元+Rの微修を実施しての復元を試行。

結果、前回26(83101)-3で記載の1222M同様に、大幅な改善復元画像が得られた。

そして効果絶大すぎで小さな欠陥が明確化。スポット修正追加実施となってしまった。

なおクモニ83101の荷物表記は、前回26(83101)-3で記載の通りで、83102と同じ。

 

1978年の画像と、1980年から1983年の画像では、明らかに上記の点で異なっていた。

以下再掲載(ご参考)。

 

クモニ83区別(再)

  ちなみに、上り第2エンド側の運転室の助手席側3位側下の浜松工場入場表記の下、

「つ」の印がみらえる。これの位置も微妙に違うようで、時期と車両に違いありそう。

 83101では浜松工場入場が52-9ではその下中央、55-7では左でテールランプの近く。

塗料マーク1 クモニ83101の第2エンド助手席側3位側下

 意味がある記号かどうか、ご存じの方ご教示いただければありがたいです。

 

→yasuo_ssi 様から、フタル酸系塗料の「フ」の文字との御提示をいただきました。

ありがとうございました。第2エンド側表記では、たしかに目立たないと思います。

車両基地での入替中か、運用中であれば、両側運転室車なら可能性がありえます。

あとは斜めに映っている場合があるかどうかでしょうか。

 

 簡単に手持ちの画像で確認してみました。

塗装マーク2(「フ」)

 たしかに、大井工場/大船工場/幡生工場/鷹取工場では「フ」の文字は見えません。

浜松工場と長野工場で確認できました。残の工場ももう少し調べてみたいと思います。

なお、長野工場の場合、かなり下に印があるような場合もありそうでした。

 

 別途、上信越線の70系(一部80系やクハ68)の場合、微妙な画像が出てきました。

塗料マーク3(もしかしたら「カ」?)

 不鮮明な画像しかないため、間違っておりましたら申し訳ございません。

2両ともですが、何となく「フ」ではなく「カ」と読めそうですが、どうでしょう?

カシュー系の塗料の使用が、新津車両管理所で使用であったのでしょうか?

もう少し、当時の長岡運転所の70系の画像を探してみたいと思います。

 

 

  参考:決定版 旧型国電車両台帳

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(下)

     写真で綴る 飯田線の旧型国電 増補版

     飯田線 旧型国電等(上)二扉車・合造車

     ザ・ベストNゲージ旧型国電 珠玉のNゲージ作品集

     JTB時刻表1978/07他

 

     yasuo_ssi 様ブログ

      2024-03-07 GIMP[平滑化]コマンドを使った緑色変色フィルムの補正