一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

三池鉄道ロクサン客車 2-1(ホハ203)

1983/03/22 三池鉄道 三池港、ホハ203/コハ104/No2、三池港到着

 前回のホハ204に続き、今回は三池鉄道ホハ203。基本同型車で極めてよく似ている。

ホハ204と203の差異は、正面?乗務員室側端部の上る梯子状のステップの位置にあり。

ホハ204は全部で6個であるが、ホハ203は全部で7個あり。またその位置も少し異なる。

ヘッダーの上にそれぞれステップが2か所あるが、位置が違っているため判別は可能。

204は屋根に沿った位置に2個所あるのに対し、203はやや中央寄りに2個所あり。

 

1983/03/22 三池鉄道 三池港、ホハ203とNo2、機回し中

 最初の撮影画像は、三池港駅に到着直前の様子になる。複線で左側のホームに到着。

その後は2個目の撮影画像で、機関車が先頭につけかえられる。今回の機関車はNo2。

連結作業員とともに機回し対応中。この後であるが、一度奥に推進で押し込められ、

さらにそのあとに右側のホームに入って、次の三池港発の列車となって待機となった。

 

 なおこの年は便乗が不可であったため、この後は三池港を後にして原万田へ行く。

そこでこの列車やその折り返しを撮影していた。この時は自分以外に同行者が3人の

ため、タクシー利用で移動がとても楽であった。原万田は荒尾から遠くはなかったが、

三池港は鹿児島線大牟田や荒尾から少々遠く、移動が少々面倒。人数が集まれば、

メリットもあり。ただ同行者はどちらかといえば、機関車撮影が熱心のように思えた。

 

 

 

  参考:三池炭鉱鉄道関係

    鉄道ピクトリアル434(私鉄の電気機関車、P30~、P42~)

      ◇P30:三井石炭鉱業(株)専用鉄道

    鉄道ピクトリアル557(九州の鉄道、P130~)

      ◇P130:三井石炭鉱業(株)専用鉄道

    鉄道ピクトリアル721(戦前製旧型国電、P66)

      ◇P66:三井三池炭鉱専用鉄道

    国鉄鋼製電車史 モハ63形、下(私鉄向け概要、P36)

      ◇P36:三井鉱山三池鉄道はサハ78と同形体のホハ201~205を

          客車として自社発注

    鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション37、 63・73形電車の時代

      ◇P12:三井炭鉱専用鉄道、ホハ204

    鉄道ピクトリアル959(私鉄の63形電車)

      ◇P52:三池炭鉱専用鉄道、ホハ200形(ホハ204、ホハ201)

      ◇P52:「日車の車両史」所載の図面によれば、乗務員扉がなく、

          前後とも非貫通・・・

    写真とイラストで綴る国鉄73・73系電車 

      ◇P158:三井三池炭鉱専用鉄道(ホハ202、ホハ203)