前回のホハ204に続き、今回は三池鉄道ホハ203。基本同型車で極めてよく似ている。
ホハ204と203の差異は、正面?乗務員室側端部の上る梯子状のステップの位置にあり。
ホハ204は全部で6個であるが、ホハ203は全部で7個あり。またその位置も少し異なる。
ヘッダーの上にそれぞれステップが2か所あるが、位置が違っているため判別は可能。
204は屋根に沿った位置に2個所あるのに対し、203はやや中央寄りに2個所あり。
最初の撮影画像は、三池港駅に到着直前の様子になる。複線で左側のホームに到着。
その後は2個目の撮影画像で、機関車が先頭につけかえられる。今回の機関車はNo2。
連結作業員とともに機回し対応中。この後であるが、一度奥に推進で押し込められ、
さらにそのあとに右側のホームに入って、次の三池港発の列車となって待機となった。
なおこの年は便乗が不可であったため、この後は三池港を後にして原万田へ行く。
そこでこの列車やその折り返しを撮影していた。この時は自分以外に同行者が3人の
ため、タクシー利用で移動がとても楽であった。原万田は荒尾から遠くはなかったが、
三池港は鹿児島線の大牟田や荒尾から少々遠く、移動が少々面倒。人数が集まれば、
メリットもあり。ただ同行者はどちらかといえば、機関車撮影が熱心のように思えた。
参考:三池炭鉱鉄道関係
鉄道ピクトリアル434(私鉄の電気機関車、P30~、P42~)
◇P30:三井石炭鉱業(株)専用鉄道
鉄道ピクトリアル557(九州の鉄道、P130~)
◇P130:三井石炭鉱業(株)専用鉄道
鉄道ピクトリアル721(戦前製旧型国電、P66)
◇P66:三井三池炭鉱専用鉄道
国鉄鋼製電車史 モハ63形、下(私鉄向け概要、P36)
◇P36:三井鉱山三池鉄道はサハ78と同形体のホハ201~205を
客車として自社発注
鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション37、 63・73形電車の時代
◇P12:三井炭鉱専用鉄道、ホハ204
鉄道ピクトリアル959(私鉄の63形電車)
◇P52:三池炭鉱専用鉄道、ホハ200形(ホハ204、ホハ201)
◇P52:「日車の車両史」所載の図面によれば、乗務員扉がなく、
前後とも非貫通・・・
写真とイラストで綴る国鉄73・73系電車
◇P158:三井三池炭鉱専用鉄道(ホハ202、ホハ203)