一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

山野線 宮之城線の普通列車 20-1(キハ26 620)

1982/03/26 山野線・宮之城線 436D/536D 栗野発・川内行、キハ26 620

 今回は、通勤改造のキハ26 620から。これは、少々不思議な感じに思える改造車。

乗車したのは、南九州の栗野発、山野線・宮之城線経由の川内行、436D/536Dになる。

車内は、中央部4か所向かい合わせで16人分を残して、他はロングシート改造を実施。

中途半端なのか言い訳程度に4人かけ座席を残したのか、とにかく違和感が大きい。

唐津線ロングシートは白黒撮影のみであったが、今回はカラーでも撮影をしていた。

よほど変わった車内と感じたためであろう。

 

1982/03/26 山野線・宮之城線 436D/536D 栗野発・川内行、キハ26 620

 21両のキロ25→キハ26 400番台→キハ26 600番台改造車のうち、前回のロングシート

改造車は、当初東唐津配置で主に筑肥線で使用らしい。残の5両は鹿児島地区に配置。

この鹿児島地区の5両が、今回の車内の座席配置の該当車両になる。

 1981年の国鉄気動車客車編成表では鹿児島運転所配置のため、南九州で普通気動車

適当に乗車したら遭遇できる可能性?と思ったが、結果1度だけ乗車の機会があった。

寝そべる学生と、奥に吊り輪で遊ぶ小さい子供もおり、あまりよい撮影画像ではない。

しばらくするとガラガラに空いたため、その時に撮影すればよかったと後悔になった。

 

 以下は前回からの続きで、残りの5両の履歴になる。資料は同じ。

キハ26 617~621履歴

 ちなみに、その南九州の普通気動車に乗りまわった1982/03/26の日程は以下になる。

  →日南3(501レ)→543宮崎656→(621D)→744杉安749→(622D)→837宮崎

   宮崎905→(327D)→1145志布志直通1153→(631D)→1448隼人

   隼人1511→(632D)→1603栗野

   栗野1606→(438D)→1636薩摩大口直通1641→(536D)→1831川内

   川内1834→有明17(1017M)→1935西鹿児島2208→かいもん(102レ)→

 

 妻線/日南線/大隅線/山野線半分/宮之城線、等で乗りつぶし集中日程になっていた。

オハフ50が1両連結の荷1032列車、バス窓のキハ20、オハユニ61連結の客車列車など

興味深い列車も撮れたが、その日一番の収穫は、上記のキハ26 620に乗車できたこと。

栗野ですぐの接続で438Dへ乗り換え、その4両の中間にキハ26 620が使用されていた。

車内は学生で結構混雑であった記憶、カラー画像は湯之尾停車中の撮影と思われる。

白黒の方は吊り輪が少し揺れているため、撮影時は完全に停車中ではない可能性。

そのうち学生は下車、車内は空いて来た。自分はロングシートから中央の座席へ移動。

この座席は旧キロ25の座席のはず? 川内まで旧2等車の乗り心地を感じていた。

 

 

  参考:JTB時刻表1982/03

     国鉄気動車客車編成表1981/1982/1983

     鉄道ピクトリアル729(キハ55系)