一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走17(56004/61005)

1982/03/10 飯田線 伊那松島/沢、246M 伊那福岡行、
クハユニ56004/クモハ61005/クモハ53007/クハ68042

 春先の夕方、伊那松島機関区を回送出庫して、夕方の伊那福岡行246M運用に入る。

低い夕方の陽の色を反映している感じ? 晴れていて、遠くの山々も良く見える。

 クハユニ56004はクモハ61と連結、後ろはクモハ53007とトイレ無しのクハ68042。

2ドアのクロスシート車と、3ドアのロングシート車が特に区別なく使用されていて、

車両特性をあまり考慮していないのか、当時は違和感をおぼえていた。

 

1983/03/05 飯田線 伊那松島機関区、クハユニ56004

1983/03/05 飯田線 伊那松島、回251M、クハユニ56004

  クハユニ56004←67005(1939年製)

 側面で行先表示板枠が、クハユニ56004のみ中央客ドアの右側の窓上にある。

そのため区別は可能。ただしこれを使用で行先表示板がある画像は見つからなかった。

ノーシールノーヘッダー車のため、行先表示板枠の上部と下部で色が異なっている。

正面は、助手席窓と中央窓の下面木枠も同じ大きさ、運転席窓上に通風器塞ぎ跡あり。

これで区別も可能。

 

 

 

1975/08/21 飯田線 上片桐、クハユニ56004

 1975年は運転席側窓も木枠、その後に他のクハユニ同様にHゴム化されていた。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

     時刻表 1981/12、他