今回はクハ68042/クモハ51029の編成。5月の3連休も夕方までよく晴れてくれた。
水田がある程度鏡面になっている。さすがに無風がベストであるが期待しすぎ?
伊那松島を出庫して辰野へ向かう回送。後ろ上り側にクハユニがある4両編成になる。
伊那松島発下りは、247M/14:33の後は255M/16:13の間に回送が249/251Mと2本続く。
経費は最小で済むはずだから営業運転を行なえばよいと、素人的に勝手に思っていた。
車内は木目が目立つ。旧51系クハ68では一番製造当初に近い形態と思われる。
まさに旧型国電のイメージそのもの。
クハ68042←55125←68011(1937年製)
1978年の半数置換後に残ったクハ/クハユニの中で、唯一トイレなしの車両になる。
80系投入で半数置換後は、極力トイレ無しの運用をなくそうとしたと聞いたことあり。
そのため当初は誤記載で、廃車はクハ68042で残存がクハ68402と本当に思っていた。
トイレありの2ドア車クハ47の下り偶数車もあり、クハ68042が選ばれた理由は不明。
可能性では、クハ68402が最終段階で不具合が見つかり、修正改造は費用で厳しい?
または本当に誤記載で、正式資産廃却申請承認済で戻せない?公官庁は厳しいから。
外部の勝手な推定で、上記はあくまで勝手な個人の意見であり、ご参考レベルです。
いずれにしろ、クハ68042と組む2両編成は、単独運用は避ける特区別運用となった。
当初はクモハ53007になる。これが以下、73/71→72→73/71→72、の繰り返し。
これをみると、クハ68042/クモハ53007は、常にクハユニ編成と下り側に連結。
よってクハ68042は常に先頭最後部で、クモハ53007は常に中間に入り込む運用。
他の方の当時の撮影でもクハ68042の画像が多く見られるのはこの理由になる。
逆にクモハ53007が先頭に出るのは、運用中は飯田で22:05~翌朝7:21までしかない。
明るいうちに撮影と思うと、1222Mの飯田増結作業中しか機会がないという状態。
それでは伊那松島機関区で許可を得て、と思いたいが、これにも落とし穴。
73/71運用の相手のクハユニは、編成替えがなければそのまま同じ編成として出庫。
クハユニ編成はクモハユニも入れて6両使用で7両配置のため予備1両で少し苦しい。
大抵は伊那松島機関区入庫で、なんかの点検など編成替え含めてばらされる可能性。
しかし運がものすごく悪いと、伊那松島機関区内でも連結されたままもあり得るか?
これには参った。何とかならないかと思っていたら、何と1982/03~11に編成替え。
そのため2-2(53007/68400)や2-3(同)の2両編成等が撮れるようになった。
置き換わった車両はクモハ51029。理由は不明。クモハ51029はモーター出力が
少し低いため、もし4両編成半固定にするなら望ましいのではないかと勝手に理解。
そのため、今度はクモハ51029が先頭に出なくなってしまった。
参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、
国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版
時刻表 1983/03、他