一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走16-3(56012/53000)

1983/03/05 飯田線 沢/羽場、1228M 豊橋行、
クハユニ56012/クモハ53000/クモハ53007/クハ68042

 先頭のクハユニ56012は94運用の表示。1221→1228Mで豊橋→辰野→豊橋を往復。

長距離運用にはいっていたが、後ろの2両も終日連結したまま同じく運用される。

 クモハ53000とクモハ53001が向かい合って連結の場合、パンタグラフも隣になる。

旧型国電の場合、先頭のクモハの運転室側にパンタグラフがくるイメージが強い。

そのため、4両編成でパンタグラフが中間に2個隣り合わせで並ぶ姿は微妙に感じる。

2両単位でそれぞれ独立に運用されれば、当然このような運用は普通にあり得る。

東京地区でも、クモハ73の奇数向き偶数向き(600番台偶数車を除く)が配置なら、

基本編成と附属編成の連結でパンタグラフが並ぶ例は、南武線横浜線で見たはず。

そのため頭では理解でも、特に4両編成では個人的に少々違和感が残ってしまった。

 

 ちなみに、1978年の半数置換前の豊橋機関区41~44運用では、以下の様になる。

   豊橋:クハユニ56+クモハ50(下り向き)+クモハ54(下り向き)

よって、クモハ50とクモハ54のパンタグラフが、基本編成内で隣に来てしまう。

この編成が4本あり、これ以外はクハユニ56+クモハ42+クモハ42等があった。

 

 以下は旧42系の最末期まで残っていた車両の区別の例になります。(ご参考)

旧42系の区別、*47104は上り奇数向き

  参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

     時刻表 1983/03、他