一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走16-2(56012/53000)

1982/03/16 飯田線 三河槙原/柿平、1223M 辰野行、
クハユニ56012/クモハ53000/クモハ53007/クハ68042

 三河槙原の少し下り側の橋の上、よく知られた地点から望む。午後が良い感じ。

1976年と1978年の8月に来た時はとにかく暑かった思い、しかし今回は涼しい感じ。

早朝辰野からの1222Mは豊橋でクモニを切り離して、1223Mで辰野まで折り返す。

今日は2ドア車が53000と53007の2両連結の編成。先頭は68042のトイレ無し。

そのため53007/68042は、見た限り単独では運用されず4両編成で使用されていた。

 

 

1980/11/29 飯田線 飯田 1222M、クモハ53000

 クモハ53000はクハユニと連結が多かったためか、先頭に出る機会は限られていた。

早朝の1222Mでは、飯田からこの後ろに2両増結で少し停車、その増結直前の撮影。

なお運用は、本来は96であるがなぜか前日の95のままの表示になっていた。

1983/04/09 飯田線 伊那松島機関区、クモハ53000

 91運用で伊那松島機関区に午前中に入庫して編成替え、その時に先頭に出てくれた。

下り向き偶数車で抵抗器が助手席側(1位3位側)後方に見える。パンタグラフはPS13。

行先表示板枠は窓下。狭窓が並ぶ姿はなかなか素晴らしい。

1983/04/09 飯田線 伊那松島機関区、クモハ53000

1980/11/29飯田線 飯田 1222M、クモハ53000

 クモハ53のトップは53001ではなく53000。どちらも伊那松島に存在していた。

横の2列リベットが壮観であるが、1933年製のこの車両では縦2列リベットが見られない

縦リベットは、それ以前の、5(47069/54110)の1930年製のクハ47069参照。

 

1975/08/20飯田線 伊那松島機関区、クモハ53000

 1978年半数置換以前の姿。劣化が激しいためご了承。正面運転席窓は木枠のまま。

 

 クモハ53000←43800←43016(1933年製)

 

  参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

     時刻表 1981/12、1980/07、他