一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走23-2(51029/68400)

1982/03/10 飯田線 大田切/宮田、238M 平岡行、クモハ51029/クハ68400

 今回は、1982年から1983年最末期にクハ68042と連結になっていたクモハ51029。

ただし走行撮影では先頭に出なかったため、それ以前のクハ68400と連結画像になる。

おなじみ2両編成の平岡行238M、晴れた日で背景に中央アルプスの残雪が見られた。

2両編成が午前中に撮影できるのは、通常は238Mだけであるため、狙ってしまう。

この撮影地点はとても良く知られており、順光の午前中に撮影を何回か行なっていた。

 

1983/04/09 飯田線 伊那松島機関区、クモハ51029

1982/03/10 飯田線 大田切、238M、クモハ51029

1983/04/09 飯田線 伊那松島機関区、クモハ51029

   クモハ51029←(51029)(1936年年製)

 

 旧51系のクモハ51/クモハ54は、客ドア間の窓が6個、上り奇数向きは2両あり。

クモハ51029とクモハ54001、後者はモーター出力増強のため、外観は似ている。

客ドアが、中央を除いて、助手席側1位3位側、運転席側2位4位側とも二枚ガラス。

中央ドアは1枚ガラス、運転席側2位4位の中央客ドアはプレスがないタイプに見える。

 なお、クモハ54001は、客ドア6か所とも全部2枚ガラスのため、区別は可能。

 1982年の中頃に連結相手がトイレの無いクハ68042に変更で、限定運用となった。

そのため運用中では先頭には出なくなり、2両単独運用には入らなくなってしまった。

 

  参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

     時刻表 1981/12、他