一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

三池鉄道電気機関車 5-5(No12/No7)

1983/03/22 三池鉄道 三池港、No12/(No7)

 今回は、三池鉄道機関車No12から。見た目は前回のNo5と似ていると感じていた。

窓やドア、そしてドアの開く向き(基本③④の仮第2エンド万田/平井側)等も同じ。

集電装置が異なり、菱形パンタではなく、いわゆるZパンタのイメージした集電装置が

装着されていた。三池鉄道では自分が唯一見た異なるパンタグラフ車両。

 

1983/03/22 三池鉄道 三池港、No12

 鉄道ピクトリアル434、P31から、

  No12:1917年製、三井三池製作所製

    長さ6810㎜、20トン車グループ(22トン)

    ※ただし、三菱重工製という情報もあり、詳細ご存じの方いかがでしょう?

 

 その後ろに、もう1両機関車あり、番号が不鮮明であるがNo7と読めそうな感じ。

こちらは標準?の菱形パンタを装着しているように見える。

 

  No.7:1915年製、三菱重工

    長さ6810㎜、20トン車グループ(22トン)

 

 前回のNo8と同じく、No12もNo7も三池鉄道の本線運転での撮影画像はなし。

同じ資料から、以下下線がない区間での使用のために改造が実施、の記載あり。

   No9/10/11/12/14は、電源車(バッテリー車)連結用に改造

   No3/4/7/8は、リール台車(巻いた電源ケーブルを装備)連結用に改造

そのため、これらは三池鉄道の本線の客車牽引等には使用されず、三池港の構内で

主に使用されていたと思われる。

 

 

  参考:三池炭鉱鉄道関係

    鉄道ピクトリアル434(私鉄の電気機関車

       ◇P30~:三井石炭鉱業(株)専用鉄道