一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線 ED62の短い貨物列車 83-15

1983/05/05 飯田線 伊那松島/沢、上り貨物280列車

 今回は伊那松島/沢から、旧型国電の撮影で何回も構えた場所で、貨物列車も通る。

上の画像のような有蓋貨車ももちろんあったが、メインは以下のタンク車と思われる。

 

1982/03/10 飯田線 伊那松島/沢、上り貨物278列車

 タンク車4両に車掌車連結の上り貨物278列車。タンク車は3~4両が多かったと記憶。

 

1982/03/10 飯田線 伊那松島/沢、上り貨物280列車

 こちらもタンク車連結、このタイプのタンク車が一番多かったように思える。

 

1982/03/10 飯田線 伊那松島/沢、上り貨物5292列車

 夕方の上り貨物5292列車、陽の高さが低く影が長い。よく見ると車掌車の連結無し。

飯田線の貨物で機関車単機回送以外では、車掌車がない貨物はこの1回だけであった。

 

 それにしても旧型国電の時とは異なり、ED62の貨物列車は、来たモノを撮っただけ。

予備調査も含めて一切なしで、事前に得た情報はコピーした飯田線の列車ダイヤのみ。

それでも貨物列車の運転頻度は、飯田線のような支線でもそれなりに低くはなかった。

今では想像困難な「国鉄の全国的な貨物輸送」が、当時は機能していたことになる。

日本国有鉄道の貨物輸送の世界、それはJR貨物とは別の世界のように感じてしまった。

 

 

  参考:復刻版 旧型国電国鉄客車ガイドP22-P23