一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

南武支線の半世紀 5-1(クモハ11222)

1976/04/29 南武支線 川崎新町、11222

 今回から、末期4両の配置であったクモハ11を予定。全部旧31系モハ31からになる。

戦前の旧型国電でその後の更新や補修等で改造が多々あり。その違いから4両とも各種

差異があり、層別は可能。詳細は後にまとめて予定。

 

1980/11/15 南武支線 川崎新町/八丁畷、11222

 最初はクモハ11222になる。助手席側1位3位側の撮影では、後部3位側の客ドアが

1枚ガラスで白のHゴムのプレスドアに交換されているように見られる。

 

  クモハ11222←モハ11222←モハ31058

    ・廃車は1981/03/23

   上記は、旧型国電車両台帳から抜粋

    ・1930年製

    ・電気溶接の試用で、リベットが減少

   上記は、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)P18/P19から、抜粋

 

1980/11/16 南武線 中原電車区、11222/(右側16007)

 

 この車両は運転席側2位4位側からの画像が僅かで、不十分な撮影となってしまった。

4位側からの撮影画像で、同じ1930年製の隣のクハ16007に比べて、縦のリベットが

とても少ないように思える。この車両は、資料記載内容から試験的な要素であるが、

戦前の昭和20年間でも時代とともに技術が進歩するため、製造年代でのリベットの

減少等が、他系列の車両も含めて全体的に見られる。このような観点からの観察は、

車両に限らずとても興味深いものを感じる点が多いと思える。

 

 

   国鉄電車編成表:1978/1979/1980

   旧型国電車両台帳

   国鉄電車の歩み(30系から80系まで)