今回から、末期4両の配置であったクモハ11を予定。全部旧31系モハ31からになる。
戦前の旧型国電でその後の更新や補修等で改造が多々あり。その違いから4両とも各種
差異があり、層別は可能。詳細は後にまとめて予定。
最初はクモハ11222になる。助手席側1位3位側の撮影では、後部3位側の客ドアが
1枚ガラスで白のHゴムのプレスドアに交換されているように見られる。
クモハ11222←モハ11222←モハ31058
・廃車は1981/03/23
上記は、旧型国電車両台帳から抜粋
・1930年製
・電気溶接の試用で、リベットが減少
上記は、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)P18/P19から、抜粋
この車両は運転席側2位4位側からの画像が僅かで、不十分な撮影となってしまった。
4位側からの撮影画像で、同じ1930年製の隣のクハ16007に比べて、縦のリベットが
とても少ないように思える。この車両は、資料記載内容から試験的な要素であるが、
戦前の昭和20年間でも時代とともに技術が進歩するため、製造年代でのリベットの
減少等が、他系列の車両も含めて全体的に見られる。このような観点からの観察は、
車両に限らずとても興味深いものを感じる点が多いと思える。
国鉄電車編成表:1978/1979/1980
旧型国電車両台帳
国鉄電車の歩み(30系から80系まで)