今回からは、1980年から1983頃のED62牽引の飯田線の貨物列車のまとめを予定。
EF10やED18/ED19のネガの劣化が酷く、復元に時間を要するため、まずはED62から。
いずれも積極的な撮影ではなく、来た列車はとりあえず撮っておこうという状況。
今回復刻版 旧型国電&国鉄客車ガイドのを改めて確認したところ、そのP22-P23に
1981年頃の飯田線ダイヤがあり、ここから貨物列車についてある程度推定を行なった。
そのため、正確ではない可能性あり(間違っていたら申し訳ございません)。
飯田線の貨物列車で一番の印象は、とにかく短いこと。特に北部ではこれが顕著。
電車も4両編成まで、貨物列車もDE62と車掌車を除ければ、あとはせいぜい4-5両程度。
しかも、ED62牽引の1両貨車=車掌車ヨか、車掌車合造貨車ワフ、の時が何回もあり。
印象的には、メルヘン的な走行画像になる。
上記の、上り貨物274列車は、その前の時間に撮影があり、この時の撮影が以下。
この先の駒ケ根で貨車3両が切離され、機関車ED62と車掌車だけになったと推定。
駒ヶ根で長時間停車中に、移動した232Mで追いつて、一番最初の撮影となっていた
貨物列車と言うと、一般的には上記のような短い列車を思い浮かべるのではなく、
機関車の後に多くのの貨車を連ねた、長い貨物列車のイメージが多いのではないか。
以下は、高校の時の国語の授業?でかすかに覚えていた記憶になる。
長き長き 春暁の貨車 なつかしき(加藤 楸邨)
理系の自分は、この種の内容は大半忘れていたが、この句だけは良く覚えていた。
早春の朝の貨物列車を見て思ったのであろうか。操車場を出てゆっくり走る姿を想像。
上は、季節も時間も異なり、それなりの速度で走行の東北線の上り貨物列車の例。
最後部が木々に隠れて見えないような、いわゆる長い貨物列車になる。40両ほど?
この様なイメージとは全く異なる飯田線の短い貨物列車には、また別の魅力があった。