今回は、キハユニ16から。大元は、2ドアの電気式キハ44100の改造車になる。
キハユニ16 10←キハユニ44109←キハ44109*(1953年製)
電気式気*→液体式へ改造と同時にキハユニへ改造
初めての大阪の電車の撮影は、阪和線の旧型国電の現役と廃車待ち留置車両が主体。
残念ながら片町線は淀川電車区で許可を得て撮影のクモハ32001以外は間に合わず。
しかし、ギリギリ間に合った最末期の大阪の省電の阪和線現役走行撮影が最優先。
同時に、天理に多量の廃車待ち車両があるとのことで、同行者と行った帰りになる。
なお同行者の主体は、旧型国電ではなく同じく天理に廃車待ち留置のキハ81であった。
帰りに天理→奈良のキハ35からキハユニ16が見えたため、奈良→天王寺の、走行する
快速電車の車内から何とか撮影。キハユニ16の運用が不明で、偶然の遭遇であった。
のちに天王寺→和歌山(急行きのくに)→紀勢線普通、の運用があったことを知り、
再度撮影を試みる(次回)。
初めて見た湘南気動車(ただし目でじっくり見る時間は無し)。キハユニとはいえ、
郵便荷物共用で客ドア流用ドア1つは、キハ44100の形態をよく残していたと思われる。
ただし郵便荷物のスペースはかなり狭そうに感じる。
「郵便」と「荷物」、ではなく「郵便荷物」と一気に記載された表示がなにか新鮮。
郵便室は窓のないエリアのようで狭そう(RM LIBRARY 20(上)のP23図面から)。
正面窓下の通風機が半開き。まだ3月なのに寒くないのでしょうか?
なお、画像はGIMP平滑化を実施で復元です。
キハ44100は44100~44109までの10両で、そのためキハユニ16も10両存在していた。
自分が見たキハユニ16は、キハユニ16 10だけであるが、それでも遭遇できてよかった
と思える。
キユニ16 1に再改造された車両が最後まで残っていて、1981年春に九州に行く前に
大分運転所に往復はがきを出したら、既に廃車になっている連絡があり、諦めた経緯。
その時に塗装も聞いたら、赤一色に塗られたキユニ16の漫画絵を返信欄に書いて送信
していただいたきました。首都圏色の湘南気動車は、キハユニ15 6以外も存在だそう。
おおらかな時代、往復はがきなどの問い合わせでも対応していただき、当時の大分運転
所の職員の方々には感謝です。
*キユニ16 1の首都圏色は自分の撮影実績は無し(問い合わせの結果で記載です)
参考:RM LIBRARY 20/21国鉄郵便荷物気動車の歩み
上(P21~P26)、下(P44~P47)、他
鉄道ピクトリアル アーカーイブセレクション13 国鉄の気動車1950(P55)
鉄道ピクトリアル アーカーイブセレクション14 国鉄の気動車1960(P13)
JTB時刻表(1977/03)
yasuo_ssi 様ブログ
2024-03-07 GIMP[平滑化]コマンドを使った緑色変色フィルムの補正、他