一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走13-2(54106/56011) 

1982/03/10 飯田線 伊那松島/沢、236M 沢渡行、
クハユニ56011/クモハ54108/クモハ54117/クハ68408

 朝の伊那の良く晴れた日、少し寒いが、空気まで澄んでいて清々しい感じ。

区間運転の通勤通学用の沢渡行。クハユニは郵便荷物ドアで56011と区別可能。

1983/03/06 飯田線 木ノ下/伊那松島、231M 上諏訪行、
クハユニ56011/クモハ54106/クモハ54117/クハ48408

 撮影地点は少々異なるが、その1年後の、4両とも同一の車両編成による画像。

最後部クハユニの郵便室ドアと客用ドア間の窓に注意、窓が2個から1個に変化。

 

 

 クハユニ56011は、1975年8月以前から郵便荷物のドアの一部窓が閉鎖。

そのため、走行中の画像でも区別は容易、またある種の味わいも感じている。

しかし最末期、郵便室ドアと隣の客ドア間の窓2個のうち1個を塞ぐ改造を実施。

この1983年3月の改造後と1982年3月の改造前の画像が何と自分の画像にあり。

偶然4両とも同じ車両。この改造に気が付いたのは、本当にごく最近のこと。

廃車予定の1年前でも、必要があったのか改造実施はありうる、ということ。

 

 改めて見直して、資料「飯田線旧型国電増補版」P109に明確に記載あり。

「1983年の廃車間際に郵便室窓の一部を閉塞する改造を受けることになる」

自分はこの文章を、56011の郵便荷物ドア窓の一部閉鎖の記述と錯覚のようだ。

先入観は恐ろしい。56011以外であれば何?と思って気が付いた可能性。

そのため他も大丈夫であろうかと、他の資料も再見直し確認になってしまう。

実際に怪しい点も、飯田線だけではなく身延線等で他に見つかるから恐ろしい。

面倒な確認作業が増加の状態、困ったもの。

 

 それでも、もしまだ間違いがありましたら大変申し訳ございません。

改めて、後日修正させていただきます。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

     時刻表 1983/03、1981/12、他