一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

道北の急行列車 13-6(急行 宗谷)

1986/03/11 宗谷線 抜海/南稚内、302レ(上り急行宗谷) 札幌行

 今回は、14系客車の302レ急行宗谷から。前回の真夏とは逆に冬の撮影になる。

真夏は熊笹をかき分け虫に注意であったが、今回は雪と寒さ対策が最重要となった。

場所は、真夏に急行礼文を撮影した地点。(前回のDC宗谷撮影の少し奥になる)

今回は、膝下まで埋もれた雪をかき分けて、機材を背負ったまま小高い丘に登る。

既に夏に2回来ていたため、自分が先頭になり冬でも迷うことなく来ることが出来た。

友人の助言を得て、当時とにかく寒さ嫌いであった自分は冬山登山に近い装備を準備。

半信半疑であったが、実際にスパッツやオーバーグローブなどは極めて有用であった。

 天気はお世辞にも良いとは言えず、時々横殴りの強風と吹雪が交互にやって来る。

しばらくして、雪が止んだその時に急行宗谷がやってきた。最初は雪を噴き上げる。

やがてその姿をあらわして、雪中を進んでいく。激寒に耐えてよかったと思える一瞬。

 

1986/03/11 宗谷線 抜海/南稚内、302レ(上り急行宗谷) 札幌行、急行宗谷がやってきた

 

1986/03/11 宗谷線 抜海/南稚内、302レ(上り急行宗谷) 札幌行、雪中行軍で姿をあらわす

 

 元のコダクロームKRの画像は、どうも雪原が青に偏る感じになり、そのためRを少し

上げてBを落とす処置を実施。前回の夏の画像と同じ手法。加減がとても難しいです。

別途で、Bを落とさずGをあげても見てみたいと思います。

 

 

 参考:JTB時刻表 1986/03