一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

弘南鉄道 クハニ1271(サハニ7902) 95-1

1982/10/02 弘南鉄道大鰐線 津軽大沢/新石川、
右手前から、クハ1266/モハ2252/クハニ1271/モハ3403
西武鉄道/旧富士身延鉄道/旧伊那電気鉄道/旧東京急行電鉄

 弘南鉄道には当時、富士身延鉄道以外に、伊那電気鉄道の買収国電も稼働していた。

今回のクハニ1271は、その飯田線の前史、買収以前からの伊那電気鉄道の車両になる。

上記画像では、手前から3両目に見られる。

 

1981/10/05 弘南鉄道大鰐線 津軽大沢、クハニ1271

 手前が現役の荷物室、ドアは全部木造に見える。よく現役で稼働していたと感心。

省電とは異なる昭和の初めの私鉄の車両とは、こういうものなのか、と眺めていた。

当時弘南鉄道では、東急から3600系他の多数の移譲があり、置換も進行中であった。

行き当たりバッタリの「えいや」でとりあえず行った状態、事前調査も極めて不十分。

それでも、旧省電/買収国電などの撮影はある程度、何とか撮れた、といった状況。

思えば、もっときちんと行って撮っておけばと後悔、毎度のことながら困ったモノ。

しょうがないです。

 

 

  弘南鉄道クハニ1271←国鉄サハニ7902←伊那電気鉄道サハニフ404(1929年製)

   ※買収時は、サハニフ404の車両番号をそのまま使用らしい。

   ※飯田線仙石線弘南鉄道移譲、クハニに改造。

   ※廃車は1989年、従って1929年から61年間の現役稼働車となる。

     以下の参考から総合して抜粋になります。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳(P264/283)

     RM LIBRARY 132/133弘南鉄道、上(P40/42/47)、下(P32/44)

     RM LIBRARY 238買収国電(P29)

     写真とイラストで綴る買収国電(P123)

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)