一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

弘南鉄道 モハ2252/モハ2253(モハ1203/モハ1204) 94-2

1981/10/05 弘南大鰐線 津軽大沢/新石川、モハ2253/クハ1267/モハ2252/クハ1266

 今回も旧富士身延鉄道の買収国電から。弘南鉄道に譲渡の4両のうちの2両になる。 

 

  弘南モハ2252←国鉄モハ1203←鉄道省モハ93004←富士身延モハ104(1927年製)

  弘南モハ2253←国鉄モハ1204←鉄道省モハ93005←富士身延モハ105(1927年製)

 

 富士身延鉄道買収→身延線→その後車両は飯田線に移動で使用→弘南鉄道へ移譲

 

 どちらも3ドア化されたが、モハのまま現役営業車両として大鰐線で稼働していた。

当時4両編成は朝夕&一部日中もあり、運転間隔は日中30分ごとで、頻度は高い。

 屋根上は、自分ではあまり見たことがないお椀型ベンチレターが並んでいる。

 

 ついでに飯田線とは別になるが、上記画像のクハもお椀型ベンチレターが見える。

これは西武鉄道からの移譲車のようで、同じ青森県の少し北の津軽鉄道でも見られた。

当時、午前津軽鉄道→午後弘南鉄道、という工程を複数回実施したため、よく似た車両

があるかなと思えたが、移譲元まで同じとは少々驚いた記憶。

 

 弘南クハ1266/1267←西武クハ1160/1159

 津軽ナハフ1201/1202/1203(客車化)←西武クハ1155/1157/1158

1982/10/02 津軽鉄道 嘉瀬/金木、ナハフ1200が2両の客車列車

 当時弘南鉄道の車両は凄いとしか言いようがなかったが、津軽鉄道も基本同様で、

とにかく他ではなかなか見られない車両があり、魅力は尽きなくなっていた。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳(P233/271)

     RM LIBRARY 132/133弘南鉄道、上(P40/47)、下(P43)

     RM LIBRARY 238買収国電(P21)

     写真とイラストで綴る買収国電(P82)

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)

     RM LIBRARY 276津軽鉄道(P37)