一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

弘南鉄道 モハ2250(モハ1207) 94-3

1981/10/05 弘南鉄道大鰐線 津軽大沢、モハ2250

 今回は旧富士身延鉄道から省線/国鉄を経て、弘南鉄道譲渡となったモハ2250から。

合計4両の譲渡のうち、この1両モハ2250のみ、最後まで2ドア車として使用されてた。

しかし残念ながら1981年10月に最初に訪れた時は、既に廃車解体が始まっていた状態。

車体はまだともかく、まず床下から取り外しが開始されていた。

 

 弘南モハ2250←国鉄モハ1207←鉄道省モハ93008←富士身延モハ112(1928年製)

 RM LIBRARY 238買収国電のP19に、モハ1207の飯田線時代の画像あり。

 

1981/10/05 弘南鉄道大鰐線 津軽大沢、モハ2250

 

1981/10/05 弘南鉄道大鰐線 津軽大沢、モハ2250

 

1981/10/05 弘南鉄道大鰐線 津軽大沢、モハ2250

 半開きのドアから見るに、車内にクロスシートではなくロングシートが並んでいた。

それにしても、解体中の姿は見るのも少々苦しい気持ちになる。この車両の生涯は、

山梨県静岡県に就職して長野県に転職して、引退後は青森県に再雇用のようなもの。

長い間お疲れさまでした、です。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳(P233/271)

     RM LIBRARY 132/133弘南鉄道、上(P40)、下(P43)

     RM LIBRARY 238買収国電(P19/21)

     写真とイラストで綴る買収国電(P82)

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)