一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線165系急行天竜こまがね 82-6

1983/05/03 飯田線 高遠原/七久保、4402M 急行こまがね2号、新宿行

1983/05/03 飯田線 高遠原/七久保、2503M 急行天竜3号、長野行

 今回は、急行こまがね2号と急行天竜3号の飯田線内走行撮影から。朝630頃になる。

朝に辰野方向に上記の2本の急行が立て続けに運行。1980年7月の時刻は以下参考。

急行天竜、急行こまがねの時刻(JTB時刻表1980/07から抜粋)

 1983年頃は、国鉄電車編成表83P39から、松本運転所4両編成が担当のようである。

クモハ165/モハ164/クハ165(下り偶数向き)/クハ165(同)、下り向きクハ165が2両続く。

これは急行かわぐちで使用の場合に、4両目クハ165を切離す使用を考慮だそうである。

朝に2本続く4両編成は、いずれもクハ165が2両続く編成、飯田線ではよく見られた。

 

 なお、1980年頃は、神領電車区でも天竜を担当しており、この編成は4両固定で、

クハ165/モハ165/モハ164/クハ165、クモハ165/モハ164/サハ165/クハ165になる。

国鉄電車編成表80P35から抜粋。塩尻の駅配線変更の頃までらしい。

 

 時刻表から、早朝の天竜峡発の乗車すれば、長野や新宿に午前中に到着可能。

帰りも夕方発があり、到着は遅くになるが十分に活用できそうな運転時刻に思える。

しかし中央道高速バスが競合になってくると、どんどん厳しい状態に陥ってしまう。

その後、急行天竜や急行こまがねは廃止となり、一部快速が長野直通等で残るが、

とても寂しい状況になってしまった。

 

 

  参考:時刻表 1980/07、1983/03

     国鉄電車編成表80、国鉄電車編成表83