まだ寒い春先、良く晴れていて雲一つない青空の下、やってきた上諏訪行247M。
最後部クハ68405と後ろから3両目クハ68403がそろう4両編成。田畑はまだ春待ち。
クハ68405←68009←55143←68029←59009(1933年製)
2ドアの旧クロハ59の3ドア改造車、窓の配置が均一ではない点がその歴史を物語る。
側面では、トイレ窓の上に換気窓があり、後ろのドアの戸袋窓が小さくないこと。
正面では、助手席窓上縦手摺、運転席窓下の丸型通風機がない、ステップが中央寄り、
これらからクハ68403ではなく405であることがわかる。
クモハ54108←60036(1940年製)
このクモハ54108は、側面の機器先表示受けが窓上にあり、かつ種別表示差しも
窓上にある特徴がある。正面は運転席窓下に小型通風機を塞いだ跡?が見られた。
クモハ54100からの偶数車は4両残っていたが、106と112の画像がとても少ない。
106と112はクハユニ56と連結が多いようで、その場合はあまり先頭に出てくれない。
先頭に出てくれない車両の撮影は、いつも困難が伴うばかりで参ってしまいます。
参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、
国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版
時刻表 1981/12、他