一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走6(68410/54111)

1980/11/03 飯田線 田切/伊那福岡、238M 天竜峡行、クハ68410/クモハ54111

 

 飯田線北部ではよく知られた場所、晴れたこの日は中央アルプスの山々が美しい。

既に初冠雪を過ぎ、冬も近そう。その背景に、2両の238Mがちょうどよく収まる。

ちなみにこのクハ68410とクモハ54111のこの組合せは固定に近かったように思える。

1980年から1983年まで、途中も含めて自分が撮った画像では同じ組み合わせであった。

 

1983/04/10 飯田線 伊那松島機関区、クハ68410

1980/07/20 飯田線 東上、クハ68410

 クハ68410←68046←55127←68013(1937年製)

客ドア間に窓が6個の旧51系クハ68で、末期には7両あり、トイレ付に改造は6両。

屋根の通風機が7個、さらに行先表示板受け枠が窓下にあるのは408と410になる。

左端トイレの上にトイレ用通風機が見えず、410と判別される。同型車は区別が大変。

 

1983/04/10 飯田線 伊那松島機関区、クモハ54111

1980/07/20 飯田線 豊橋、クモハ54111

 クモハ54111←60035(1940年製)

旧40系のセミクロスシート改造車で、客ドア間の窓が5個、末期の主力車である。

10両中上り奇数向きは6両、運転席側に抵抗器/電気側が確認で奇数設計に見える。

なお詳細については、以下で区別は一応可能ではあるが、同型車の区別は少々面倒。

なお54111は正面の運転席助手席窓下テールランプ上にステップがあり区別は容易。

 

クモハ54100~(奇数車)の正面の差:飯田線末期の6両

 

クモハ54100~(奇数車)の側面の差:飯田線末期の6両

 上記はあくまで最末期1980~1983年頃であり、また抜けている点もあり得ます。

 自分の勝手な理解と判断によります。間違いがあれば、大変申し訳ございません。

 上記を御理解の上でご参考です。(保証等はできない状況です。)

 なお用語は正式な名称等ではありません。

 

 参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

    国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

    時刻表 1980/07、他