一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走19(43015/68414)

1983/04/09 飯田線 伊那松島/沢、247M 上諏訪
クモハ43015/クハ68414/クモハ54001/クハ68406

 この編成は、残念ながらうまく撮れた画像がなく、BW代用になってしまった。

 

1983/03/05 飯田線 伊那松島機関区、クモハ43015

 

1983/04/10 飯田線 辰野、クモハ43015

  クモハ43015←(43015)(1933年製)

 

 クモハ43は4両配置であったが、1978年の半数置換時に43015以外は3両とも廃車。

しかし、1両とはいえよく残存してくれたと思った。ありがたかったが少々不思議。

狭窓が並ぶ2ドア車は、なかなか壮観。シールヘッダーありの荘厳な姿を感じる。

なお53001とは、正面窓下の小通風器塞ぎ跡あり、側面行先表示板受けが窓上で区別。

上り奇数側であり、限定運用の要素は無いため、撮影の困難さは無いはずなのに。

どうも相性が良くなかったのか?

 

 

1983/04/10 飯田線 伊那松島、1230M増結、クハ68414

 

1982/03/09 飯田線 千代、1221M、クハ68414

  クハ68414←68100←55082(1940年製)

 

 連結相手のクハ68414は、旧40系クハ55の改造車で、客ドア間の窓が5個になる。

この車両の助手席側1位3位側の画像がどうしても見つけられず、走行画像も再確認。

そして、ようやく1コマ見つけた画像が上記、とても見苦しいものとなってしまった。

どうも、なかなかお目にかかれない車両というものがあるようで、参ります。

 

 

クハ68旧40系1

クハ68旧40系2

 旧40系からのクハ68は、末期の伊那松島機関区に5両配置、半流3両、平妻2両。

それぞれで違いがあり区別は可能。クハ68409は、番号とは逆に下り偶数向きに注意。

記載以外でも違いはありそう(幌枠下部等)。なお上記は、末期の状態になる。

1978年の半数置換前等になると、必ずしも上記特徴とは限らないため注意です。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

     時刻表 1983/03、他