一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走3(68418/54125)

1982/03/16 飯田線 大海/鳥居、623M 中部天竜行、クハ68418/クモハ54125

朝の下りの623Mは2両編成で、豊橋から天竜峡まで走行、頻繁に被写体となっていた。

上記のクハ68とクモハ54については、末期の飯田線での最大勢力、形態もさまざま。

今回の2両は、もとは旧40系で客ドアの間に大きさが同じ窓が5個ならぶのが特徴。

クハは初期の平妻、クモハは半流、ロングシートからセミクロスシートに改造された。

 

1983/04/10 飯田線 伊那松島、クハ68418

1983/04/10 飯田線 伊那松島機関区、クハ68418

 クハ68418←68066←55016(1932年製)

末期の同型車は、クハ55409と418があった。409も含めてどちらも下り偶数向き。

418は、客ドア戸袋窓がHゴム、正面の運転席窓助手席窓どちらもHゴムで区別が可能。

 

1978/08/08 飯田線 牛久保、クモハ54125

1983/04/10 飯田線 伊那松島、クモハ54125

 クモハ54125←60094(1941年   )

クモハ54125の同型車は多いが、1978年半数置換以降の末期では、上り奇数向きで、

かつ正面の窓について、助手席側が角無し枠、運転席側がHゴム、他で区別できそう。

 

  

 参考:旧型国電車両台帳、国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

    国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)、飯田線の旧型国電 増補版

    時刻表1982年9月、他