今回は、②の荷2042Mのクモニ83103から。
荷2042Mは、飯田線旧型国電撮影において、245Mとともに強烈な印象となっている。
荷物電車2両の走行は何か現実離れしており、異世界の出来事を垣間見たような感じ。
それも、通常編成のクモニ83とクモニ13の連結が一番似合っていたように思えていた。
伊那大島/上片桐間のこの地点は、午後から夕方に順光で、陽が良くあたってくれる。
2042Mは1645分頃通過のため、夏季であれば十分に撮影が可能であった。
この地点では陽が少し傾いており、クモニ83103の先頭正面が影になってしまった。
水面の反射位置は少し出来たが、位置的に少し好ましいとは言えず、難しいと感じた。
クモニ83が2両連結の荷2042M。最末期の1982年から1983年に見ることが出来た。
同じ2両の荷物電車でも、クモニ83の2両になると印象が違ってしまうように思える。
場所的には、5月5日の撮影地点にほど近いが、季節感では別時期を感じてしまった。
この角度では、クモニ83103の浜松工場入場印が右側にずれていることがわかる。
荷物の表記位置は、後ろの第1エンド側運転室側から2番目と7番目の窓下にある。
1980年頃から1983年の置換までの表記位置として特徴となっている。
クモニ83が2両連結時は、下り側第1エンド側の運転室が正面に出ることになる。
少々苦しい画像になったがご参考。なお影の影響で、画像右側から二番目の乗務員室
ドアに手摺があることがわかる。(折りたたんだパンタグラフ下の乗務員室ドア)
これもクモニ83103の特徴で他車と区別が可能。微妙に異なり、特徴となっていた。
参考:決定版 旧型国電車両台帳
国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、
国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(下)
JTB時刻表1983/03、1981/07、1982/09他